更新日:2014年11月22日 9:09
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あなたは上下の歯を接触させる癖がありませんか?
普通は口を閉じていても、口の中で上下の歯は触れておらず、少し隙間があります。
しかし、あごが痛い、大きく口が開きにくいといった顎関節症(がくかんせつしょう)の症状がある人を調査すると、約8割の人が口の中で歯を接触させているそうです。
歯を食いしばる癖があごの関節に悪影響なのは想像しやすいですが、実はグッと食いしばっていなくても、上と下の歯が軽く触れているだけでも問題になります。
この上下の歯の接触の癖はTCH(Tooth Contacting Habit)と呼ばれます。
TCHがあるとあごの問題だけではなく、
・歯がひび割れしやすくなる
・歯周病が悪化
・肩こり、首こり
・頭痛
という症状につながります。
同じ仕事をしていても、TCHがあると肩こり・頭痛などになりやすく、とても損な癖なのです。
歯の食いしばりは通常短時間しかやらないのに対し、TCHは刺激が食いしばりより少ない分、自分では気づきにくく長時間化しやすくなり、むしろ問題になってくることも多いのです。
ご自分がTCHかどうかを確認する方法は簡単。
いすに腰かけて、背筋を伸ばし、目をつぶり、口も軽く閉じて下さい。
その時、上下の歯を離そうとして口が開いてしまうか、口は閉じていても上下の歯を離した状態で違和感があれば、TCHの疑いがあります。
TCHの改善には、まずは『上下の歯が接触する癖は体に良くない』ことを自覚して下さい。
そして、『歯を離す』などと書かれた紙を普段から目にする場所に貼って、見るたびに上下の歯が触れていないかを確認しましょう。
トイレ、パソコンの周囲、洗面台、車の中、スマホなど、あちこちに貼っておけば1日中何度も歯を離す意識付けができ、これが習慣化すればTCHは治ってゆきます。
不安やストレスが強い人ほどTCHになりやすいので、あごの周りの筋肉をマッサージでほぐしたり、ウォーキングでリラックスしたりするのも改善にさらに効果的です。
ぜひお試しくださいませ。
(松本)
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