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私が鍼灸師を続ける理由

 

先日、妻と3歳の娘と一緒に、『名古屋アンパンマンこどもミュージアム&パーク』というテーマパークへ遊びに行ってきました。

 

(バイキンマンの乗り物で遊ぶ娘)

 

感想はというと、娘は大喜び。

 

私も娘がはしゃいで遊んでいる姿に大満足でした。

 

その時、私はふと思ったのです。

 

「なんで娘が喜んでいる顔を見ると、自分も嬉しいのだろう…?」と。

 

 

施設は全体に、とにかく幼児を楽しませるようにできています。

 

なにしろアンパンマンのテーマパークだし、遊びや食事もすべて幼児向けです。

 

よほどアンパンマンのマニアで無い限りは、大人だけでの来園はまず無いのではと思います。

(でも思ったより大人だけで来る人いるのかな…?)

 

大人的には特に楽しい場所じゃない、なのにものすごい満足感。

 

そして、なぜこんなに財布のひもが緩むのだろう…?

(実際に緩んだのは財布のファスナーですが)

 

単純に、親なら子供の喜ぶ顔が見たいのは当たり前のような話ですが、別に相手が子供に限った話ではなさそうです。

 

友達にだって喜んでもらえたら嬉しいし、何なら知らない人に道を聞かれた時だって親切に説明して喜んでもらえたらと思っています。

 

動物のエサやりに至っては相手が本当に喜んでいるかは不明、でも何だか嬉しそうというだけで、ふれあい動物園などでわざわざ100円払ってエサを買います。

 

自分ができることで目の前の人が喜んでいると、自分も嬉しい。

 

このような感情の働きは、私だけでなく元々人類には備わっている気がします。

 

 

きっと、大昔に猿だった頃から仲間を喜ばせ合う習慣があったのでしょう。

 

猛獣がいる世界でひ弱な猿が生き抜くためには、大きな群れを維持する必要があり、仲間同士で助け合うように遺伝子に組み込まれている。

 

そのなごりが時を超えて、我々人間の本能にプログラムされているとしか思えません。

 

現代人も、家族や職場や地域のつながりなど、人と人との関わりの中で暮らしていて、まったくの一人きりで自給自足の人は、ほぼいません。

 

周りに親切にして喜ばせていた方が、何かの時にお返しで自分も親切にしてもらえることも増え、生きやすいでしょう。

 

また、見返りが無かったとしても、やっぱり人を喜ばせたい気持ちがあり、ボランティア活動や寄付などはまさにそうですね。

 

それは別にきれいごとだけではなく、人が喜んでいることで自分も嬉しいという気持ちの報酬をもらっているのです。

 

そして、人を喜ばす力や感性は、筋トレと同じように、やればやるほどパワーアップしていくと感じます。

 

これは人間社会で生活する上で役立つスキルになるし、何より自分が嬉しいと感じる機会が増えて、幸福度も高まりやすいことになります。

 

人を喜ばす力や、喜んでもらうと嬉しいという感性を育てていってはいかがでしょうか。

 

 

目の前の人を喜ばせたい。

 

私が鍼灸師(しんきゅうし)をしている理由も、ここにあります。

 

「自分の存在理由」とか、「人としてこうあるべき」とか難しい話ではなく、ただ単に人が喜んでいると自分も嬉しい。

 

私だけではなくウチのスタッフの皆もそうですし、全国の鍼灸師のほとんどが、人を喜ばせたい気持ちがメジャー級な人達だと想像します。

 

実は鍼灸師は、金銭的にはわりと渋い職業です。

 

統計を見ると、全業種の平均よりも鍼灸師の平均年収はまあまあ少ない金額になっています。

 

手に職をつけて…という面はあるものの、お金のことだけにフォーカスした場合は、選択肢から外される仕事です。

 

それでもなお、鍼灸師を志す人は後を絶たない。

 

なぜかというと、目の前の人の喜びをダイレクトに感じられるという、お金とは別の部分でのやりがいが、とてつもなく大きいのです。

 

人を喜ばせたい本能に真っ直ぐな人間にとっては、正に天職。

 

鍼灸師=喜ばせマニア。

 

これは私の説ですが、あながち間違っていないでしょう。

 

もちろん私も立派なマニアです。

 

生活のために鍼を打っている一面も否定はできませんが、それと同じくらい患者さんの喜ぶ顔が私たちのガソリンであり、目の前にぶら下がったニンジンになっているのです。

 

そんなことを思いつつ、私もスタッフの皆も、自分の内にあるマニアックな気持ちを満たすため、明日も明後日もチクチク鍼を打ち続けます。

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